作・演出:坂元裕二
出演者
林遣都×有村架純
2人での朗読劇。
あらすじ
「不帰の初恋、海老名SA」
男のもとに初恋の女からふいに届いた手紙。
それは女が東京に向かう高速バスの車中で書いた手紙だった。
「わたしは東京で結婚し、その相手はこのバスの運転手です」と書いてある。
しかしその手紙が届いた頃、男は既にあるニュースを目にしていた。
〝東名高速道路高速バスの横転事故。死者8名。運転手は逃亡中〞
生き残った女は婚約者である運転手の行方を捜しはじめた。
男もまた女を救おうとしていた。
ふたりは再びあの海老名サービスエリアで交錯する。
幾つかの悲しみの川がより深い悲しみの海に流れ込む。
「カラシニコフ不倫海峡」
平凡な夫婦だった。
ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。
数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。
男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
〝あなたの妻は生きています。
アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。
わたしたちは捨てられたのです〟
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。
互いの伴侶が密会を繰り返していた円山町。
ホテルの名前は、『カテドラル』。
残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。
(出典「坂元裕二朗読劇2021」公式サイト)
日程
4/16(金)
18:00「忘れえぬ 忘れえぬ」
4/17(土)
13:00「カラシニコフ不倫海峡」
17:00「不帰の初恋、海老名SA」
チケット
全席指定 6800円
関連書籍
坂元裕二著「往復書簡 初恋と不倫」
「カラシニコフ不倫海峡」、「不帰の初恋、海老名SA」を収録。